悪口は言ってる方も聞いてる方も楽しくけど、ユーモアがあればどうだろう、それもちょっと知的な。

『教養悪口本 』読書
『教養悪口本 』
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本のタイトル

『教養悪口本 』
堀元見(著/文)
発行:光文社

【本の紹介】

インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。
「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。

「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム分析されてる」(本書14ページ)と言おう。

周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。

不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。

僕はこれを「インテリ悪口」と称して、インターネットに書き溜めてきた。<略>

皆さんが何かをバカにしたくなった時、本書を活用してほしい。

僕が可能な限りの知性とユーモアを詰め込んだ「インテリ悪口」を使ってほしい。

嫌なことがあった時、インテリ悪口を使うことで、溜飲も下がるし、笑い飛ばすこともできる。ちょっとだけ勉強にもなると思う
(「はじめに」より)

【著者のプロフィール】

堀元見  (ホリモト ケン)  (著/文)

(たぶん)世界で唯一のインテリ悪口専業作家。慶應義塾大学卒業後、就職せず「インターネットでふざける」を職業にする。初年度の年収はマイナス70万円。2019年に開始した「インテリ悪口で人をバカにする有料マガジン」がウケてそれだけで生活できるようになったため、インテリ悪口作家を名乗り始めた。飲み会で職業を聞かれると「悪口を書いてます」と答えて相手を困惑させている。他の代表作に、YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」などがある。

【本を読んだ感想】

「キモい」とか「バカ」とか、つまらない悪口は言ってる方も聞いてる方も楽しくない。

でも、そこにユーモアがあればどうだろう、それもちょっと知的な。

ピアスの悪魔の辞典とかが好きな人は楽しめるのではないでしょうか。

ちょっとした意地の悪さ、ただし嫌悪感までは抱かせない感じ。

いや、ちょっとやってる感はありますね、良い意味で。

ただ、著者は「上手く言ったことが十分に伝わらないのは嫌だ」というある種の誠実感があるのか、『アリストテレスの講義の冒頭的』なのか、説明的で長いものがある点が少しだけ残念。

語感が悪いと、ちょっと実用性に欠けるので。

「霊公か」では、たぶん省略しすぎて、相手からクソリプが飛んでくるのがみえて嫌なんでしょうね。

それに対して、インテリ悪口を説明するのも野暮ですし。

レファレンス調査とか大変でしょうが、一般公募とかに発展させて、是非、2冊目もお願いしたいところ。

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