小説を読みたいけど読めない人必見!!自分だけの読書体験の入り口に是非

大学教授のように小説を読む方法ライフスタイル
大学教授のように小説を読む方法
スポンサーリンク

今回は、『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』を読みました。どこに何を見出だすか、自分だけの読書体験の入り口に読んでみるのもオススメです。

読んだ本のタイトル

『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』
トーマス・C・フォスター(著/文)
矢倉 尚子(翻訳)
発行:白水社

【本の紹介】

ひと味違った文学の楽しみ方

 小説好き・文学部の学生必読の1冊がパワーアップして再登場!
 英米文学を読むのに、ギリシア・ローマ神話、聖書、シェイクスピアの知識は欠かせないといわれる。ではてっとりばやく知識を仕入れればすむかというと、話はそう単純ではない。

 読者がなにげなく読み流している文章の中にも、それらの要素は象徴やアイロニーとなって潜んでいたりし、見抜くにはコツが必要だ。本書は長年にわたって文学を教えてきた教授が、学生や一般読者のために、そうしたコツを惜しげもなく伝授すべく書いた解説書である。はじめにあげた3項目はもちろん、天気や病気の象徴性、性描写の意味、隠された作者の政治的意図など、象徴やパターンの読み込み方が、豊富な実例に作品のあらすじをまじえ、27章にわたって説明されている。
 まるで授業を聞いているような生き生きとした語り口と、時には有名な映画の一場面も例に挙げる親しみやすさから、本書の旧版はアメリカでロングセラーになった。

 『老人と海』をはじめとするヘミングウェイの作品や、『デイジー・ミラー』、エドガー・アラン・ポーの作品など、おなじみの小説の違った顔が見えてくる1冊。

【本を読んだ感想】

――心配ご無用。

 大学教授の読み方を身につければきっと連想するようになるはずだ。

 食事のシーンが出てきたら、そこにはどんな意味が込められているのだろう。

 では、ある場面で雨が降り出したら?キャラクターはどうしてそういう造形になったのだろうか?

 小説の中の色々な箇所にパターンを見つけ、様々な意味を見出だす「大学教授のような読み方」を具体的な例と分かりやすい解説を通して伝授してくれます。

 もちろん、著者は、決してテキストに書かれたものそのままに読むことは否定しません。

 著者がこういった方法を上手く使うことを勧めるのは、「読書体験を自分のものにする」ためです。また、どこにどういう意味を見出だそうと、それは間違いではないか、という不安も持つ必要は無いとも言います。

 どこに何を見出だすか、自分だけの読書体験の入り口に是非。

 注意点としては、様々な例を出して説明してくれるのですが、当然、その小説の内容にも軽く触れざるを得ないことでしょうか。

 まだ読んでいない作品の登場人物が……ということを知ってしまいかねません。

【著者 他】

トーマス・C・フォスター  (フォスター)  (著/文)

ミシガン大学フリント校名誉教授。オハイオ州出身。ダートマス・カレッジおよびミシガン州立大学で学び、2014年まで27年にわたってミシガン大学フリント校で、20世紀および21世紀英・米・アイルランド文学を教えた。2003年に刊行された本書の旧版は、アメリカで学校関係者・読書会に参加する人々・一般の読書家などから高い評価を受け、ロングセラーとなった。 

矢倉 尚子  (ヤグラ ナオコ)  (翻訳)

上智大学文学部英文学科卒。

おもな訳書に、ウェルドン『男心と男について』、ミン『マダム毛沢東――江青という生き方』(以上、集英社)、トマリン『ジェイン・オースティン伝』、ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』『私たちが姉妹だったころ』(以上、白水社)がある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました