【youtubeでバズる】人気コンテンツに”ファン”がどのように関わっているのか?

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コンヴァージェンス・カルチャーライフスタイル
コンヴァージェンス・カルチャー

 近年、youtuberがテレビタレント以上に影響力を持つようになってきました。

 むかしは映画しかでない俳優さんも、テレビ俳優のほうが人気がでてくると、慌ててテレビ俳優をしたりなんかしていました。

 現在も、youtubeなんって言っていた芸能人が、YouTubeはじめたりなんかしていますね。

 

現代では、人気コンテンツは色々なメディアの枠を超えて展開されるのが普通になっています。テレビだけとか小説だけとか映画、マンガ、ネットそれぞれの枠だけに留まらず、混ざりあって広がっていく。この中でいわゆる”ファン”がどのように関わっているのか、がこの本でわかります。

本のタイトル

コンヴァージェンス・カルチャー
 ファンとメディアがつくる参加型文化

 ヘンリー・ジェンキンズ(著/文)
 渡部宏樹(翻訳)北村紗衣(翻訳)阿部康人(翻訳)
 発行:晶文社

 もちろん、後押ししてくれるようなファンの存在は大切でしょうが、中には熱心にネタバレを追いかけるファンや際どい2次創作なんかもあって、著作権やイメージを損なうような活動といった問題に発展してしまう可能性もあり、ファンの活動を規制しようとする企業の活動があります。

 一方でファンの積極的な参加を求めることでコンテンツを盛り上げようとする企業の活動もあります。

 さらにこういったファン活動を応用して選挙活動に影響を与えた例も紹介されます。

 つまり、草の根でしかなかったはずのファン活動が現実へ影響を与えるまでに拡大する可能性があるということです。

 特に近年ではネットを中心に積極的にファンが繋がり、発信できるためこれからは更にファンの活動は大きくコンテンツに影響を与えるでしょうが、さてどうなるのでしょうね。

 2006年に出た本の翻訳らしく、出てくるコンテンツは一昔前のものですが、ファン活動の内容自体は今でも変わらない部分も多いため引っ掛かり無く読めると思います。

【本の紹介】

 オードリー・タン氏(台湾デジタル担当政務委員大臣)推薦!
メディア論・ファンダム研究の名著、待望の邦訳!

『サバイバー』、『アメリカン・アイドル』、『マトリックス』、『スター・ウォーズ』、『ハリー・ポッター』……世界的ヒットを記録したエンターテインメントは、多くのファンたちが積極的に参加することで熱狂の渦が生まれた。

映画やアニメ、ゲーム、コミックなど多岐にわたるメディア・プラットフォームのもとに、ポップカルチャーのファンたちは集まり、コミュニティをつくる。

そこは新しい知識が生み出され、主体的な参加が促される創造的な場である。もはやメディア産業もファンダムを無視してコンテンツをつくることはできない。

メディア研究の第一人者が、<コンヴァージェンス>の理論をもちいてトランスメディアの複雑な関係を読みとく古典的名著。ファンと産業界が衝突しながらもともに切りひらいてきた豊かな物語世界の軌跡をたどり、参加型文化にこれからの市民社会を築く可能性を見出す。

オードリー・タン氏
「参加型テクノロジーによって、私たちはメディアのリテラシーだけでなくコンピテンシー(実行力)を手にした。本書はこのことを全世代に知らしめた。私たち自身のメディアと物語(ナラティブ)を社会的に作り出すことが集団的な覚醒へと繋がるのだ。

本書で描かれる現象は、「ひまわり運動」など台湾で目下進行中の民主化プロジェクトを支えているものである。「達成可能なユートピア」というヴィジョンを通じて、私たちはロックダウンなしでパンデミックに、テイクダウンなしでインフォデミックに反撃できたのだ。<Demos over Demics>という宣言である。」

【本の目次】

イントロダクション「コンヴァージェンスの祭壇で祈ろう」
──メディアの変容を理解するための新しいパラダイム

第1章 『サバイバー』のネタバレ
──知識コミュニティの解剖学

第2章 『アメリカン・アイドル』を買うこと
──私たちはリアリティ番組でどのように売られるか

第3章 折り紙ユニコーンを探して
──『マトリックス』とトランスメディアのストーリーテリング

第4章 クエンティン・タランティーノの『スター・ウォーズ』?
──草の根の創造性とメディア産業の出会い

第5章 どうしてヘザーは書けるのか
──メディアリテラシーとハリー・ポッター戦争

第6章 民主主義のためのフォトショップ
──政治とポップカルチャーの新しい関係

結論 テレビを民主化する?  ──参加の政治学

 あとがき  ──YouTube時代の政治を振り返る

【学びたい人必見】「学ぶこと」の55の技法とは?ビジネス応用、今後の人生にも役立つ本

四の五の言わずに読書

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