サウナへ頻繁に通うようになると、最初の頃に感じていたリラクゼーション感が減少するかもしれません。
これは主に、私たちの脳がサウナの環境に慣れ、それをコントロールできるようになるからです。人間の体は驚くほど適応力があり、新しい環境や状況に対して、時間が経つと耐性を築いてしまうのです。
初めてサウナに入ったとき、私たちは脳と体が一体感を得てリラックスする感覚、通称「ととのい」を強く感じます。しかし、サウナに頻繁に行くと、その感覚が弱まってきます。それはまさに、人間の体がサウナの環境に適応し、それを制御できるようになってきた証拠なのです。
今回は、そのような状況を改善し、再びサウナでリラクゼーション感を得る方法を提案します。初回のような「ととのう」感覚を呼び戻すための方法をご紹介します。
サウナ体験:ととのうの意味とは?
“サ道”の筆者であるタナカカツキ氏が使い始めた言葉で、サウナ⇒水風呂⇒休憩(外気浴)のセットを繰り返すことによって、体がフワッとする高揚感に満たされることを指します。サウナトランスとも呼ばれており、この「ととのいタイム」は至福の時ということです。
ステップ | 活動 | 主な体の反応 | ドミナントな神経 | 脳内物質 |
---|---|---|---|---|
1 | サウナ | 身体は厳しい環境(強烈な暑さ)に置かれ、危険信号を出す | 交感神経優位 | — |
2 | 水風呂 | 身体は厳しい環境(強烈な寒さ)に置かれ、危険信号を出す | 交感神経優位 | — |
3 | 外気浴 | ストレスから開放され、危険信号をなくす | 副交感神経優位 | β-エンドルフィン分泌 |
β-エンドルフィンは、苦痛を和らげ、幸福感や気分の高揚をもたらす脳内物質で、副交感神経が優位になったときに分泌されます。これが「ととのう」という感覚を引き起こす要因となります。
もう一度ととのう感覚を呼び起こすには!!
その1 より熱いサウナ、より冷たい水風呂を求める。
単純な話ですが、通いなれたサウナは温度が決まっています。いつも90度であれば、それは感覚で覚えています。そこで、サウナ自体を変えてみることをオススメします。
私自身も、90度くらいのサウナによく行っていましたが、最近は薪サウナ、そして、110度サウナに行くようになりました。これによりもう一度サウナでととのう感覚を呼び起こすことができました。
このデメリットは、いずれこれにも慣れてしまうということです。
その2 しばらくサウナにいかない。
これも体の感覚をわすれさせるためには有効な方法です。しかし、これはとてもサウナに行きたくなるような意識に勝てないためオススメしませんが、耐えれるようでしたら効果的かもしれません。
その3 サウナの効果的な「ととのう」入り方をおさらいする。
もう一度、基本に忠実にサウナに入ることをオススメします。
まとめ
サウナに頻繁に行くと感じる”サウナ慣れ”や、”ととのう”感覚が得られない問題を抱えている方へ。この記事では、人間の体と脳の驚くべき適応力を理解し、その力を再び利用して、リラクゼーションの感覚を取り戻す方法、再度”ととのう”を体験し、サウナから最大限の恩恵を得るための手段をご紹介しました。ぜひ、この”サウナ慣れ解消法”を試し、再び深いリラクゼーションを感じてください。
サウナはとてもきもちのいいものです。
適度に楽しむのが一番ですので、無理のない範囲で楽しんでくださいね。
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