【厳選隠れ名作4冊】長期休暇に読みたいミステリー本を紹介!!

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 長期の休暇を楽しむなら、ゆっくりとした時間を過ごしながら、心躍るミステリー小説を読むのはいかがでしょうか。しかし、有名な作品ばかりではなく、隠れた名作もあります。ここでは、そんな隠れた名作ミステリー小説の中から、おすすめの4冊を紹介します。物語に没入し、謎を解き明かす楽しさを味わいながら、長期休暇を有意義に過ごしてください。

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目次

厳選隠れ名作4冊

第八の探偵

『第八の探偵』
アレックス・パヴェージ(著/文)
鈴木 恵(翻訳)
発行:早川書房

【感想と要旨】
 過去に7編の短編推理小説を纏めた一冊の本を出版しただけで、それきり小説を書くこともなかった『小説家』とその小説の復刊を持ちかける『編集者』。話は、復刊に向けて、7編の短編を1作ずつ順番に二人で確認していく、という形で進みます。

 つまり、作中作→二人の会話→次の作中作→二人の会話→……という感じです。

 作中作は、その一つ一つも推理小説なので、そのなかでの謎解きを楽しむ小説なのかと思いきや、ふと、過去に起こった実際の殺人事件と作品集とに”微妙な”共通点が多く見つかることが指摘されるところで作品の雰囲気はガラリと変わります……そして、
 推理小説なので、匂わす程度にしか感想が書けませんが、中々に面白く読み終わりました。こういう構造は良いですね。

キャクストン私設図書館

『キャクストン私設図書館 』
ジョン・コナリー(著/文)
田内志文(翻訳)
発行:東京創元社

【感想と要旨】
 読書好きな男はある日、列車に飛び込もうとする女性を見かける。すぐに引き止めようとするも、すでに女性の姿は見つからない。
 しかも不思議なのはそれだけではない。飛び込もうとした女性はどう考えてもトルストイの小説に出てくるアンナ・カレーニナだとしか思えなかった。

 その物語の登場人物が実体をもってしまうほどに有名になった本が集まるキャクストン私設図書館。そこでは、その小説のオリジナルである初版本が保管され、また実体化した登場人物が暮らしている。ある日、一人でその図書館の留守を預かることになった主人公がある行動を起こすのですが、それがなんとも理解しがたい、それでいて理解できてしまうものでした。

 表題作の他、呪われた本を巡る中編なども非常に楽しめましたが、こちらはちょっと苦手な人も居るかもしれません。正直、ちょっと長いなとも思いましたが、面白かったか訊かれたら面白かったと答えますし、個人的にはお気に入りです。

コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎

『コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎 』
笛吹 太郎(著/文)
発行:東京創元社

【感想と要旨】
 ミステリのジャンルの1つに、コージーミステリというものがあるそうです。ハードボイルドの対義として生まれ、田舎町などで日常的な謎を素人探偵が解決するタイプのものらしいです。

 今、調べました。
 本書では、カフェに集まった人々のもとに、「いや、ちょっと気になることが有っただけなんですけどね」と謎が持ち込まれ、ああでもない、こうでもないと議論が始まります。謎の難易度もいたずらに高かったりもしないですし、設定の面白さもあって、楽しみながら読むことが出来ます。

 個人的には、もう少し探偵役以外の「正解ではない推理」の量を増やしてくれたら面白いんだけど、とも思いますが、そうすると、このちょうど軽く読める分量で無くなってしまうかもしれませんね。

風よ僕らの前髪を

『風よ僕らの前髪を』
弥生小夜子(著/文)
発行:東京創元社

【感想と要旨】
1つの殺人事件を調べ始めると、いくつも関係のありそうな事件が浮かびあがってきました。

 これらの事件は実際に関係しているものなのか。そして、犯人はやはり「彼」なのか。主人公が主役でないと言いますか、話の中心は「疑わしい彼」において回りますし、事件そのものを描いた小説というよりは、人と人との関係(理解されなかった溝や取り返しのつかない過去や少年間の関係など)が書かれた小説であるように読みました。

 事件解決後にも物語は完全には閉じきらず静かな余韻が残ります。
 個人的には、(あくまで「好み」の範疇として)部分的に気になる展開は有りましたが、全体的には好きな感じです。

まとめ

 長期休暇には、読書がぴったりです。

 特に、ミステリー小説は、ストーリーの展開や謎解きの緊張感が楽しめるため、長時間の読書に向いています。ここではおすすめの隠れた名作ミステリー小説4冊を紹介しました。

 いずれの作品も、読者を物語の世界に引き込む緻密な筆致や、深い人間ドラマに満ちたストーリーが魅力的です。長期休暇を満喫するなら、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。

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